鷹島本まぐろとは

長崎県松浦市鷹島という漁場

長崎県の北、玄界灘に浮かぶ周囲約40kmの島「鷹島」。
トラフグの養殖が盛んなこの島の周りの海は、水質、気候に加え、餌の買い付け、製品の出荷などの面で、漁場としての好条件がそろっています。
中でも、最高のトラフグが育つといわれた阿翁浦港の沖合に鷹島本まぐろの漁場があります。

世界有数の漁場「玄界灘」で育つ鷹島本まぐろ

  • 水温が12℃前後まで下がる冷たい冬の海は、特有の身のしまり、脂のノリを生み出します。
  • 対馬海流の早い潮流に乗って運動することで、きめ細かい身質のまぐろに育ちます。
  • 湾内での養殖とは異なり赤潮などの心配がなく、溶存酸素量も高いため、より健康的に成長します。
  • 松浦市は全国有数のサバの水揚げ基地があり、鮮度の良い生餌が入手可能です。
  • 福岡空港から約1時間半の好立地。鷹島肥前大橋で佐賀県唐津市とつながっているので、台風や時化などの自然の影響が少なく、安定的な供給が可能です。

本まぐろが泳ぐイケスの構造

直径40mのプラスチック製の枠に、イケス網を取り付けています。
プラスチック枠はイケスの面積を確保しながらも柔軟性があり、玄界灘の荒波も適度にしなってやり過ごします。
プラスチック枠の手すりの部分にも網(幕網といいます)をつけており、まぐろが飛びこえないようにしています。
イケス網の最深部は約20m。まぐろは水深10mあたりをゆったりと泳いでいます。 この他に、まぐろの稚魚を曳航して持ってくるために20mのプラスチック製枠やそれを一定期間備蓄するために30mのプラスチック製枠も保有しています。