長崎県の北、玄界灘に浮かぶ周囲約40kmの島「鷹島」。
トラフグの養殖が盛んなこの島の周りの海は、水質、気候に加え、餌の買い付け、製品の出荷などの面で、漁場としての好条件がそろっています。
中でも、最高のトラフグが育つといわれた阿翁浦港の沖合に鷹島本まぐろの漁場があります。
直径40mのプラスチック製の枠に、イケス網を取り付けています。
プラスチック枠はイケスの面積を確保しながらも柔軟性があり、玄界灘の荒波も適度にしなってやり過ごします。
プラスチック枠の手すりの部分にも網(幕網といいます)をつけており、まぐろが飛びこえないようにしています。
イケス網の最深部は約20m。まぐろは水深10mあたりをゆったりと泳いでいます。 この他に、まぐろの稚魚を曳航して持ってくるために20mのプラスチック製枠やそれを一定期間備蓄するために30mのプラスチック製枠も保有しています。